応用イベント
複雑なノベルゲームを作るための機能です。
変数設定
8桁までの数字を、999個まで保存できます。
変数はフラグ、好感度、お金、HPなど、いろんなものに使えます
まずは一番上のプルダウンメニューから使いたい変数の番号を選び、変数に名前を付けます。
設定値は「直接入力」と「他の変数使用」から選び、
「を設定する」をいうところをタップすると次のようなメニューが開きます。
「を設定する」を選ぶと、どの場面でもその変数は設定した数字に置き換わります。
「をプラスする」などを選ぶと、変数の数値が変動します。
「で割った余りを設定する」は、
例えば変数Aの数値が"10"だったとき、ここで設定値に"3"を入力した場合、
10÷3=3あまり1
なので、変数Aにはあまりの"1"が設定されます。
設定値で「他の変数使用」を選んだときは、数値入力の部分が変数選択リストに切り替わります。
あらかじめ設定した他の変数の数値を、その変数に設定したり、足したり引いたり出来ます。
Tips:
変数の初期数値は0なので、「"0"を設定する」というイベント自体は省くことが出来ます。
変数名の変更だけをして確定し、もう一度そのイベントを編集して一回バックで戻り、他のイベントに設定しなおすことで、イベント数の節約になります。
乱数設定
基本的な使い方は変数設定と同じですが、乱数は指定の範囲内でランダムな数値を設定、プラスマイナス等が出来ます。
たとえばサイコロなら、
乱数の範囲
「1」~「6」
を設定する
とし、そのイベントを通過する度にサイコロを振ることになります。
文字変数設定
任意の文字列を保存し、変数のように扱うことが出来ます。
例えば、以下の画像のように、語尾に特徴があるキャラクターを選択したとき、
2キャラクター分のイベントを用意する必要がありません。
この場合、選択肢の先のイベントで、文字変数「s1:語尾」に「ワン」もしくは「ニャン」を設定し、
続くテキストイベント内に「<!s1>」を入力(プルダウンからの選択でも可)しました。
「を設定する」だとただ文字列を設定するだけですが、
「を後ろに追加する」を使うと、すでに設定済みの文字列の後ろに、後から文字列を追加することもできます。
例:
イベントID | イベント | イベント内容 | ゲーム上のテキスト |
0001 | 文字変数 | 「s1:語尾」に「わんわん」「を設定する」 | |
0002 | テキスト | 犬だよ<!s1>! | 「犬だよわんわん!」 |
0003 | 文字変数 | 「s1:語尾」に「お」「を後ろに追加する」 | |
0004 | テキスト | 犬だよ<!s1>! | 「犬だよわんわんお!」 |
これを応用すると、労力が必要になりますが、主人公の名前をプレイヤーに自由に決めてもらうことも出来るようになります。
条件分岐
変数の数値を元に、進むイベントを分けることが出来ます。
値比較の場合、たとえば
好感度=100
当てはまる場合は →ハッピーエンド
当てはまらなければ→ノーマルエンド
というようなルート分岐が出来ます。
変数比較の場合、
A子の好感度とB子の好感度を比較して、
A子好感度>B子好感度
当てはまる場合は →A子告白イベント
当てはまらなければ→B子告白イベント
のように分岐できます。
この条件分岐を複数配置して、
A子の好感度>B子の好感度
が○であり、かつ
A子の好感度=100
の場合にだけハッピーエンド、ということも出来ます。
変数ゲージ表示
変数の値を、ゲージとして目に見えるようにしたものです。
変数ゲージはその名の通り、変数を設定していないと使えません。
ゲージを表示する位置は左右選べます。
ver.1.40以降はゲージの色も変えられるようになりました。
青い部分をタップして色設定メニューで好きな色を選べます。
もしくは、任意の色数値を入力することもできます。
ゲージのMAX値は直接入力するか、変数を選んでそれを設定することが出来ます。
直接入力で「100」と設定した場合、変数の値が100を超えてもゲージはそれ以上増えません。
ただしその場合、変数の値自体は100を超えているので、見た目では正しい計算にはならなくなります。
例:
イベントID | イベント | イベント内容 | 備考 |
0001 | 変数設定 | 「0:変数」に「50」「を設定する」 | (値50) |
0002 | 変数ゲージ | 左 MAX値「100」 | |
0004 | 変数設定 | 「0:変数」に「60」「をプラスする」 | (値110) (ゲージは100を示している) |
0006 | 変数設定 | 「0:変数」に「50」「をマイナスする」 | (値60)(ゲージは60) |
※1枚目の編集画面でID0005と0007が「<!0>」だけになっていますが、2枚目、3枚目を撮影する前に、わかりやすくするために「HP <!0>」と書き換えました。
変数名を自動でテキスト上に表示させる機能はありません。
イベントID0004のとき、変数はMAX値である100を超えていますが、見た目では100にしかなりません。
この状態でイベントID0006で変数を50マイナスしても、見た目は「100-50」に見えますが、実際は「110-50」なので、変数の値は60になります。
変数名とゲージに変数の数値を表示するかのチェックを入れ、設定が終わったら「OK」をタップして確定させてください。
サブビュー
プレイ画面左側もしくは右側に、18行までの小さいテキストエリアを表示させることが出来ます。
変数タグは有効ですが、テキスト区切りタグは無効です。
左右を同時に表示させることは出来ません。
「強制表示」を選ぶと、そのイベントを通るとき必ずサブビューが表示されます。
「ボタン表示」を選ぶと、画面下部にサブビュー画面を表示させるためのボタンが現れ、そのボタンをタップするといつでもサブビューが表示できます。
このボタンは新たに「ボタン非表示」のイベントを置くまで表示され続けます。
実際のゲーム画面ではこのように表示されます。
使用例は、サンプルゲームサーバ『ver1.40新機能紹介』という浅倉氏が作ってくれたものがありますのでそちらをご覧ください。
- 最終更新:2018-06-27 01:43:39